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被爆77周年・原水爆禁止長崎大会
開会会場風景 壇上左端:
全港湾長崎県支部・福田康博書記長
原水爆禁止世界大会が福島から広島を継続して、8月7日ー9日に長崎市内で開催された。
この2年間、コロナ禍により集会形式を行わなかったため、3年ぶりの大規模集会となった。
しかし、初日の開会総会、2日目の各分科会、最終日の閉会総会・非核平和行進ともに参加者は明らかに減少している。
際立つのは、どの会場も高校生平和大使とその卒業生、それと労働組合幹部と高年齢層である。
一般参加の若者や中間層がほとんどいないことは、残念なことであると同時に、創意工夫を今後の平和運動の奮起としてもらいたい。
開会総会風景と
高校生平和アクション2022風景
被爆77周年 非核平和行進 風景
日本国憲法前文の2段落目では、平和を願う決意が込められています。日本は先の戦争を反省し、人類の生命を脅かす戦争が起きないように、平和を守る内容が書かれています。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
原水爆禁止世界大会は、被爆被害から77年経過し、原爆の悲惨な実相とヒバクシャの思いを風化させてはいけない、そうした思いの今、核、原爆をめぐる状況は危機的になっています。
高校生平和大使など若い世代のSNSなどを通じての情報発信の取り組みに感謝するとともに、すべての労働組合が、そしてそのすべての組合員が原水爆禁止、脱原発について考えていかなければならない。
「核も戦争もない平和な21世紀に!」