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港湾の「軍事基地化・兵站基地化」に反対する申し入れ

港湾の「軍事基地化・兵站基地化」に反対する申し入

 

政府は自衛隊や海上保安庁が行う部隊展開や国民保護活動に備えるとして、16の空港・港湾を「特定利用空港・港湾」に指定する方針を固めました。北海道においては5つの港(留萌港・釧路港・室蘭港・苫小牧港・石狩湾新港)が選定されており、その中で釧路港も選定されたことを受け、4月17日に港湾の「軍事基地化・兵站基地化」に反対する申し入れを港湾管理者である釧路市に対して行い、商業船の安全の担保などを求めた要望書を蝦名大也市長に提出しました。

川村委員長からは、市が釧路港を「特定利用港湾」の選定を受けたことにより、有事の際に攻撃の標的になる懸念もあり、港湾労働者や市民の平和を脅かすことになること、商業港にもかかわらず港湾運送事業以外の使用で定期船の抜港や港湾作業に問題が生じる恐れがあることを強く訴えました。

その後、川村委員長からの訴えを受け、蝦名市長は国が安全保障を守るということを前提で「特定利用港湾」の選定を受けており、民生利用を優先させることは明確であり、国にもその旨を伝えていると述べました。

また、全港湾北海道加盟支部のある苫小牧港と留萌港も「特定利用港湾」に選定されており、苫小牧市へ4月8日、留萌市へ4月22日にそれぞれ申し入れを行っております。

先述した通り、商業港を軍事利用することは戦争への足掛かりとなるため、平和を脅かすような港の使用には今後も断固反対していきます!

 

(投稿者 北海道地本 書記次長 川奈部 若之)

 

 

 

「軍事基地化・兵站基地化」に反対する申し入れ書(釧路市長)

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