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第24回青年対策交流集会開催!!
第24回青年対策交流集会開催!!
2月29日~3月2日にかけて、第24回青年対策交流集会が大阪「ホテルクライトン新大阪」にて開催され、全国から52名の青年女性部の組合員と中央本部から畠山副委員長、松永書記長及び、担当である樋口中執、古田中執の参加で行われた。今集会開催にあたり、松永書記長より開会のご挨拶を受けた後、「港湾産別について」の講義を受けた。講義内容は、①産別労働組合とは、②労働組合の強さとは、③全港湾が産別運動で求めたもの、④登録日雇港湾労働者とは、⑤労働者供給事業とは、⑥全国港湾と全港湾、⑦反合理化連絡会議の要求、⑧港湾産別制度賃金の経過、⑨2014年港湾春闘で、⑩日港協が産別制度賃金の回答せず、⑪港湾産別の当面する課題は、についてであり、有意義な講義を受ける事ができた。
第1日目は各地方青年部代表者から活動報告を行った後、関西地方の各支部青年部より「IR」についての学習会が行われた。築港支部から「IRとは」、大阪支部から「大阪IRインフラ整備問題」、阪神支部から「大阪IRの経済面における問題」、神戸支部から「大阪IR施設による治安への影響」についてを、動画等を用いた学習会を受けて1日目を終了した。
学習会の様子
第2日目は神戸支部青年部運転のマイクロバス2台と宣伝車に分乗し、神戸海洋博物館へ向かった。神戸港の歴史はもとより、船や港の仕組みなどを見学することができた。神戸港から大阪咲州へ移動し、大阪咲州コスモタワー展望台から万博会場予定地及び、IR関連施設予定地・その建設状況と周辺のコンテナターミナルを視察することができた。
神戸海洋博物館・IR予定地見学
視察後、大阪港湾労働者福祉センターへ移り、畠山副委員長より労基法についてQ&A方式による学習会を行った。時間外労働の割増率や計算式からはじまり、変形労働時間制をとっている労働時間等、数多くの問いに対して各自から回答が求められ、悪戦苦闘しながらも有意義な学習会を行う事ができた。その後、A~F班に分かれて分散会が開催され、第24回全国青年対策交流集会に参加する以前に「大阪IR問題」について知っていたか?
1日目のIR問題の学習会や2日目の建設予定地を視てどう思ったか?についてと、2つの学習講義を受けてどう感じたか?など、これから自分自身がどのような運動等を行うか?を各班で協議しまとめる事ができた。
第3日目はホテルクライトン大阪にて分散会の報告を各班ごとに行った。
A班=報告者・関東地方横浜支部 八代広人
[IR問題について]
- ニュース等を見て自分自身の知識を増やしていく。
- 自分達の良い職場環境をつくっていく為に運動をしていく。
[2つの講義受けて]
- 学習会を開いて自分自身の知識をつけていく。
- 今、自分達が行っている運動を絶やすこと無く続ける。
- IR問題に関する動員に参加する。
[まとめ]
この青対・分散会を通して自分達はまだまだ無知なことが多い、これを機に学ぶときは学び、遊ぶときは遊び、これからの運動に繋げたい。
B班=報告者・関東地方横浜支部 金田康平
[IR問題について]
- SNSの情報だけでなく、実際、建設予定地を視察して貴重な経験になりました。
- 今後は、若い世代に繋げていくことが大事だと思った。
C班=報告者・関東地方東京支部 吉岡泰佑
[IR問題について]
- 問題がある事は知っていたが、実際にどんなことが問題なのか分からなかった。
- 今回参加して関西地本青年部の方々がまとめてくれた動画と現地を視察して、この問題は私達が生活に直結してくる仕事や雇用体系の問題が懸念されました。
- 周辺の交通渋滞で物流の遅延が発生する事が予想されます。もし、IRが建設されたら住民の生活が脅かされる可能性が高くなる事を理解してもらい署名活動を訴えていきたい。
D班=報告者・関東地方横浜支部 間宮浩貴
[IR問題について]
- 議案書で調べたり青対の指示書をみて興味を示したり機会がなければ知ることが無かった。
- IR問題は膨大な予算や無理のある集客見込みの問題を知り、実際に橋が1本しか無いなど、周辺に交通影響をおよぼし物流が滞る等を感じた。
[2つの講議を受けて]
- 港湾産別については港湾産別の大切さや労働者の権利を理解した。
- 労基法については労働者としてもっと労基法を学ぶべきだと感じた。
- 後輩や仲間に相談された時に正しい情報や知識を教えたいと思った。
E班=報告者・東北地方ひたち支部 大亀慶太
[IR問題について]
- お金がかかりすぎで税金が多くかかっているのはどうかと思う。
- これから反対運動をする為に民意を反映させるために選挙に行く。
[2つの講義を受けて]
- 港に若い世代の労働者が入ってこない問題があって、そこは春闘を絡めて団結して解決する。
- 労基法の抗議は難しく、みんな分からなかった、やはり知識が無いとたたかえないという意見があった。今後、学習会を開く必要性がある。
[まとめ]
実際にこのような体験をしないと分からないことが多くあり、今回、横のつながりができて下の世代もどんどん輪を広げていく事が大事。支部学習会と新しい人を参加させて、これからも青年活動を盛り上げていく。
F班=報告者・四国地方松山支部 菅 智彦
[IR問題について]
- IR問題については知っていたが改めて深刻な問題であると感じた。
- 5計画を中止するため全国の仲間と力を合わせて反対運動する。
[2つの講義を受けて]
自分達の職域・生活を守るため、もっと知識を深めて後輩達に伝えていく。
各班からの報告後、青年女性部スローガンの発表に入り、各地方からあった30の投票の中から、日本海地方青年部の「助け合い認め合い仲間とともに未来を切り開け全港湾青年部」が選ばれ表彰式を行い、古田中執から3日間通してのまとめを述べた。
第24回青年部スローガン決定!!
日本海地方新潟支部リンコー港運倉庫分会 祝剣斗
「助け合い認め合い仲間と共に未来を切り開け 全港湾青年部」
最後に松永書記長による「団結頑張ろう三唱」を行い、第24回全国青年交流集会を終了した。
報告者 青年対策担当中執 古田将也
団結ガンバロウ
食事会の様子