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第5回中央港湾団交で基本合意を決定!

第5回中央港湾団交で基本合意を決定!

 

 

4月26日開催された、第5回中央港湾団交で、業側はこれまでの事務折衝の経過を踏まえ(仮)協定書(案)の提示を行なった。4月25日開催の全国港湾・港運同盟第1回合同中央闘争委員会で意見の上がった、政府施策での荷主対策、アクションプランでのお手伝い特例、指定事業体問題、22春闘課題での進捗促進を中心とした修正回答となった。

なお、(仮)協定書(案)での修正箇所は要旨次の通りであった。

1.(1)政府施策については、口頭ではあるが、「仮協定書での調印ができれば、各元請け店社へ周知する際に、協定の趣旨に基づいて荷主への対応についた文書を発出する」

2.(2)検査事業にかかわる課題については、「22春闘協定に基づき指定事業体を本来の姿に是正すべく、指定事業体において検査業務に就労する労働者を本体に採用し、早急に解決を図る」

4.(4)については、「お手伝い特例に係る検討会を労使で立ち上げ、同制度に係る件について協議を行う」

 

組合側は回答、(仮)協定書(案)を精査するため、一旦休憩を求め、内部検討をおこなった。内部検討での意見は要旨次の通りであった。

・週休二日制と時間外分母の件での方向性はどうするのか。

・関連の事前協議追加の件は、どうするのか。

・口頭ではあるが、「仮協定書での調印ができれば、各元請け店社へ周知する際に、協定の趣旨に基づいて荷主への対応についた文書を発出する」は日港協の名前が出るのか。

・「お手伝い特例に係る検討会を労使で立ち上げ、同制度に係る件について協議を行う」の地区版は確約できるのか。

・協定化は出来たが、具現化をどうするかにかかっていると考える。

 

以上の意見を踏まえ、真島委員長より「仮協定書案は良と考える」しかし、賃上げ原資獲得のための料金交渉を検証するためとして「調印とはならないから闘争体制は維持する」、また、「兵站での問題は調印で良いと考える」とする提案があり、参加者全員での確認を行ない、団交を再開した。

再開された団交では、「賃上げ交渉もまだ続いており、検証も必要となっている。各項目では基本合意と考えるが、本日の調印は出来ない」旨を表明した。さらに、検証のためにも1か月後の団交は必要と考えていることを業側へ提案した。

業側は、団交の設定は理解するとしたうえで、「基本合意」と考えて地区港運協会へ周知するとした。

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