NEWS

ニュース

被爆79周年 原水爆禁止世界大会開催

被爆79周年 原水爆禁止世界大会 開催!!

福島大会

7月28日、「被曝79周年原水禁世界大会・福島大会」が福島県郡山市の「ビックパレットふくしま」で開催された。全体集会では、「文明史的エネルギー大転換と日本の未来を福島から見通す。」をテーマにして、特定非営利活動法人「環境エネルギー政策研究所」所長の飯田哲也さんの講演では、「この先再生可能エネルギーに頼っていく中で、重要になってくるのは太陽光、風力発電。」という話があった。        また、報告講演では、「女川や柏崎刈羽原発の再稼働を許さない」という報告もあり、県民による行動、デモ行進、署名活動などを聞き、原発は再稼働してはいけないものだと再認識させられた。参加者からは、「原水禁は初めてというのもあり、全く知識の無い状態で参加しましたが、エネルギーの大転換というものにも興味を持つことができ、さらに知見を広げてみたいと思える有意義な大会でした。」との報告もあった。この福島大会には、全港湾から東北地本2名(本部負担)が参加した。

広島大会

8月4日~6日にわたり、「被爆79周年原水禁世界大会・広島大会」が広島市内で開催された。大会初日には、平和記念公園から広島市街を行進し総会会場となる、「県立総合体育館大アリーナ」に向け「折鶴平和行進」を行い、約2,200人が参加した、総会では被爆者の田中聡司さんから、「危機意識を高め、命ある限り『核なき世界』に向けた声を伝え続けよう」との訴えがあった。 大会2日目には、第3分科会「脱原発-脱原発に向けた大きな流れについて」に参加し、専修大学の岡村りら講師からドイツでの脱原発の流れについて講演を受けた。最終日は、国際シンポジウムとまとめ集会(約550人が参加)に参加し、「広島大会まとめ」と「ヒロシマ・アピール」が提案・採択され、被爆の実相の継承を基軸に「核も戦争もない平和な社会」を実現するために頑張りあうことを確認して集会を終えた。この広島大会には、全港湾から関西地本から2名(本部負担)が参加した。

長崎大会

8月7日~9日にわたり、「被爆79周年原水禁世界大会・長崎大会」が長崎市内で開催された。開会会場の「長崎ブリックホール・大ホール」では、長崎市長や原水禁運動のリーダーたちが挨拶を行い、核兵器廃絶への強い意志が示され、分科会では、平和教育や福島原発のデータや現状、メディアの裏側について説明があり若者が平和運動において重要な役割を果たしていることを再認識することとなった。 最終日には、長崎県立総合体育館メインアリーナにて閉会行事が行われ、現地実行委員長の米村さんのご挨拶を聞き、その後、高校生平和大使によるスピーチがあり、原爆投下された地で育った子供達の戦争に対する意識の高さや被爆者からの悲惨すぎる体験話、原爆で受けた多くの被害地の跡や資料を幼い頃から見聞きしてきた高校生の発言があった。参加者からは、「大会を通して、核兵器廃絶の重要性やその実現に向けた課題について深く理解することができ、国際的な連帯の重要性を実感しました。」との報告があった。            この長崎大会には、全港湾から、九州地本2名と長崎県支部10名(本部負担)が参加し、所属は違うが、東北地方や沖縄地方から全港湾の若い仲間が参加しており、大会を通じて現地での交流も行った。

 

被爆79周年 原水爆禁止世界大会・福島大会 開催!!

 

東北地方 小名浜支部 猪狩慎悟

7月28日に行われた被爆79周年原水爆禁止世界大会・福島大会に参加させてもらい、様々な知識を得る事ができました。

内容については主に「文明史的エネルギー大転換と日本の未来を福島から見通す」というものでした。

講師である特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所 所長の飯田哲也さんの講演では、この先再生可能エネルギーに頼っていく中で、重要になってくるのは太陽光、風力発電という話がありました。ただ、海外と比べ、日本の伸び率は良くないという話もありました。この先、原子力に頼らず発電に困らない様になるには様々な工夫、技術が大切になってくるのかなと思いました。

「女川や柏崎刈羽原発の再稼働を許さない」という報告もあり、県民による行動、デモ行進、署名活動などを聞き、原発は再稼働してはいけないものだと再認識しました。

原水禁は初めてというのもあり、全く知識の無い状態で参加しましたが、エネルギーの大転換というものにも興味を持つことができ、さらに知見を広げてみたいと思える有意義な大会でした。

 

 

 

 

 

 

被爆79周年 原水爆禁止世界大会・広島大会開催!!

関西地方大阪支部 田村吉雄

原子爆弾を日本に投下されて今年で79年目の夏

「被爆79周年原水爆禁止世界大会・広島大会」に参加しました。

平和記念公園から広島市街を行進し総会会場にむけ「折鶴平和行進」を行いました。

総会には約2,200人が参加、被爆者の田中聡司さん(80)は「危機意識を高め、命ある限り『核なき世界』に向けた声を伝え続けよう」と訴えた。

現在被爆者の平均年齢は85歳をこえ私達が被爆者の生の声を聴ける最後の世代といわれています。

日本は唯一の戦争被爆国の立場から核のない平和で安全な世の中をつくる為、原爆の惨禍を未来へ繋ぎ核兵器廃絶の思いを世界中に広め、呼びかけていく必要があると思います。

核兵器禁止条約が成立したものの、核保有国はもとより日本政府を始めとした核の傘にある国々が条約に背を向ける中、核廃絶への道は容易ではなく、また、福島第一原発事故の収束も全く見通せない中、日本政府は原発再稼働へとひた走っている状況です。

核保有国の中で核兵器禁止条約を批准している国が現在はありませんが、中国とインドにおいては核兵器先制不使用宣言をしています。

核保有国へ対して核兵器禁止条約の批准を求めていくのが理想ですが核兵器や工場の解体、経済体制の変更には時間も経費も必要なため困難な状況です。

ロシアによるウクライナ侵攻が終結を見通せません。パレスチナ・ガザ地区では、イスラエルによる空爆などの攻撃によって多くの市民の命が奪われ続けています。

世界的に混乱が生じている情勢の中、核による被害者を二度と出さないためには、早期に実現可能なことを考え核保有国に対して中国、インドのように核兵器の先制不使用宣言をさせていく必要があると感じました。

2日目に第3分科会「脱原発-脱原発に向けた大きな流れについて」に参加、専修大学の岡村りら講師からドイツでの脱原発の流れについて講演を受けました。

ドイツではチェルノブイリ、福島での原発事故を深刻に受け止め、特に技術力の高い日本での福島原発事故は危機的状況と考え、国として脱原発への政策を国民と一体となっておこなってきたプロセス、脱原発による経済的な問題、様々な決定事項の際には公平性を保ちながら一緒に考えていく仕組み作り、2023年4月に脱原発を完了した具体的な取り組みの話を聴きました。印象的だったのは核の廃棄物処分の地域選定においては、地質学的に最も安全な地域を選定し廃棄物を受け入れることによる補償をしていくというスタイルで日本のように交付金を餌に地域を選定する仕組みにはなっていないことでした。2025年に被爆80周年を迎えます、戦後80年が経ちます。もう一度命の大切さ本当の安全、安心、平和について立ち返る時です。8月6日、9日は核の廃絶の誓いを新たにする日です。核はまたいつ使用されるかわかりません、自分事として伝えていかなければいけないと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

被爆79周年 原水爆禁止世界大会・長崎大会開催!!

 

九州地方関門支部 井上 孝信

8月7日~9日迄の3日間、被爆79周年原水爆禁止世界大会 長崎大会に参加してきました。スローガンは「くり返すな核被害! めざそう核兵器廃絶と脱原発社会!」でした。

初日7日は、長崎ブリックホール大ホールにて開会行事が行われ、運営会議の実行委員の方のご挨拶を伺った後、全員での黙祷を捧げました。

2日目8日も同会場にて、分科会が行われました。私が一番心に残ったのは、マスコミから ご参加された白石草さんのお話でした。「原発とマスコミ報道」についてのお話で、福島原発事故が起こってからメディアで 報道されるまでの関係とカラクリを詳しく解説してくださいました。報道が遅れる事で多くの方が被害に遭われ、その矛盾に対する思いをお聞きしました。 事件の信憑性を重んじるあまりマスコミはなかなか動けず、助かるべき人々が犠牲になったことは とても残念に感じました。そして被爆した所在地の場所によって補償範囲が違う事を知り大きな疑問が残りました。

最終日9日は長崎県立総合体育館メインアリーナにて閉会行事が行われました。 現地実行委員長の米村さんのご挨拶を聞き、その後高校生平和大使によるスピーチがありました。

私がとても驚いた事は、原爆投下された地で育った子供達の戦争に対する意識の高さです。 被爆者からの悲惨すぎる体験話、原爆で受けた多くの被害地の跡や資料を幼い頃から見聞きしてきた 高校生の言葉は、とても重く胸に刺さりました。年々被爆体験者が減少し、戦争や原爆への関心が薄れている 日本において、この子供達の言葉は誰もが耳を傾けるべきことだと思いました。

この三日間、多くの全港湾労働組合の方々と意見交換させて頂きました。 福島県、沖縄県、長崎県の皆さまと有意義な時間を過ごすことができ、これからの組合活動に大いに役立てたいと 感じることが出来ました。これも長崎支部の方々の手厚いサポートのお陰だと、心より感謝しています。 このような大会に参加させて頂き、ありがとうございました。 原水禁運動が継承・発展されることを心から願います。

 

 

 

 

お問い合わせ

当組合へのご質問・ご相談はお問い合わせ
フォームから必要事項をご記入のうえ、ご連絡
下さいませ。